Review

転生學園幻蒼録

ジャンル	学園伝奇アドベンチャー	ハード	PS2
公式	http://tensho-go.com/gensouroku/index.html	発売日	2004/8/27
キャスト	九条綾人：檜山修之　伊波飛鳥、京羅樹崇志：鳥海浩輔 南宮京香：志村由美　若林誠：うえだゆうじ 姫宮伊織：佐久間紅美　御神晃：小野坂昌也 那須乃美沙紀：榎本温子　紫上結奈：又吉愛 鳳翔凛：浅川悠　一之瀬伽月：川上とも子 真田琴音：斎藤千和　宝蔵院鼎：長嶝高士 飛河薙：緑川光　榊原拓実：笹島かほる

システム[★☆☆☆☆]
セーブ･ロードが早い とにかく早い。一瞬で終わる。 主人公一人でもなんとかなるので、俺TUEEEEE！が楽しめます。 相陣技もコストのわりに攻撃範囲が広かった。 戦闘難易度は低いのですが システムのせいで非常にめんどくさいです。 　・情報を選択しないと周囲のカーソルが選択できない 　・敵が攻撃範囲内にいるのか分かりにくい 　・戦闘演出がほとんどカットできない 　・味方をすり抜けられない などなど。 RESシステムは相手の反応が乏しくて、返答内容が意味不明なことが多いです。 　怒→気合が入ってる　無視→集中している　冷→クールに返答 なんじゃこりゃ。 2週目引継ぎは無し、なくても大丈夫な難易度だけど…。 買い物が不便。 装備欄が空いてないとその場で装備できないうえ、 装備させた時のステータス上下も表示されなくて 不便でしょうがなかったです。 あとスタッフロールがとばせない。 ほかにも宝蔵院の石化シーンとか天照郷の説明とか 一度見たのに飛ばせないシーンがいくつかあった。 （2週目の概念がないからかもですが。） 作りこみの甘さを感じました。
シナリオ[★☆☆☆☆]
主人公の存在意義が迷子でした。 序盤：榊原 中盤：九条 終盤：紫上 この三人が主人公の間違いじゃないですか？ 主人公以外の視点で進む部分も多かったので余計にそう感じました。 あと、ガリ勉、無口、暗いやつ、あげくの果てにいらない子扱い。 もうちょっと優しくしてほしかった。 思わせぶりなだけの意味不明会話も多かったです。 特に森、呉、深雪が絡む会話は 大人同士の腹の探りあい会話を意識してたと思うんですけど。 内容が支離滅裂すぎて、何を言っているのかよくわかりませんでした。 （ストーリー全体に関してもそんな感じを狙って失敗してる気がする。） 意味があるかよくわからない選択肢とかもありました。 たとえば修学旅行、月詠学院内でどこに移動するかの選択肢。 行き先をどの順番で選んでもその先で発生するイベントはまったく一緒。分岐ゼロ。 様子を見る、帰るの選択肢もその後の台詞が少し変わるだけであとは全く同じ展開。 こっそり何かしらのパラメーターに影響してたのかなぁ？ とにかくなんとなくすごい感じをめざしました。なシナリオでした。
グラフィック[★★★☆☆]
好みの絵師さんだったのですが、 魂神発動のときのCGが違う絵な部分もありました。 立ち絵がアニメーションするのは目新しかったかも。 戦闘のエフェクトとかは残念な感じでした。
サウンド[★☆☆☆☆]
折角キャストが豪華なのにフルボイスではありません。 声目当てでの購入は避けたほうがいいと思います。 スタート画面のGBMはいろんな意味で戦慄しました。 PS？SFC？？

お勧め度：★☆☆☆☆

主人公が空気だの、音楽がSFC並だの、ストーリーが意味不明だの…
散々の前評判を聞いて、そんなにひどいゲームがあるわけないだろ。
皆ちょっと大げさに言いすぎなんじゃない？
と思ってプレイしてみたら、事実そのままの内容に驚愕しました。

たいした分岐もなく、フリーバトルに回数制限があってやり込みできなかったり、2週目特典、引継ぎもなかったり、隠し要素もなし。
RES入力はどれ選んでもほとんど反応が変わらないので
目当てキャラのED見た後は起動する気になりませんでした。

なんだかんだでプレイ時はストーリーのありえなさにつっこみいれたり
主人公の薄幸っぷりに萌えたりして楽しめたので、買って良かったなーとは思います。
でも購入を迷ってる人がいたら全力で止めてあげたいと思うゲームです。
むしろ設定資料集？買ったほうがいいんじゃないかな。